価格をみる

8階建てマンション

不動産投資における賃貸物件の価格がじわじわと上がってきています。数年前までは、都市部の築5年以内の中古ワンルームマンションでも表面利回りは7%近くなりましたが、最近では5%を切るケースもしばしば見られます。家賃が下がっているというよりも物件価格が上がっているため利回りが下がっているのです。ただ、上昇のペースは遅いため、バブルという状況ではないと言えます。過去には賃貸マンションや賃貸オフィスの価格が急激に上昇したこともありました。しかし、急に上昇したため、その後に急落も招き、市場が混乱しました。今回の上昇は過去のケースとは異なります。価格が吊り上っているというよりじわじわと上がっており、この状況はしばらく続くと考えられます。

背景には個人投資家が増えてきたことが挙げられます。1戸や2戸の賃貸物件を購入し、保有し続ける傾向があるので価格が吊り上らないのです。過去の急騰したケースでは当初から売却をすることを前提に企業や不動産ファンドが大量に購入したり、建設をしたりしたので、価格の急騰を招きました。ただ、これらの企業や不動産ファンドは購入のために多額の資金を金融機関から借りており、売却が計画通り進まなくなると、一気に資金繰りに窮し、返済資金を確保するために高値で購入した不動産を買った時よりも安い価格で売らざるを得なくなりました。これが今度は急落を招いたいのです。ただ、このような急落している時は個人投資家にとってはチャンスとも言えます。安値で購入できれば投資利回りも上がるからです。